2008年夏に発売され、わずか数ヶ月で8万部を超えるベストセラーとなった速読本「フォーカス・リーディング」の著者、寺田昌嗣氏は、経営コンサルタント石原明氏から額装された自分の著書をプレゼントされた。そのプレゼントの現場で取材を行い、石原氏には額装本を贈った理由を、寺田氏には贈られた感想を詳しく伺った。
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※石原明氏に、寺田昌嗣氏へ額装本を「贈った理由」を伺いました。
Q:まず、寺田昌嗣氏とのご関係を教えてください。
(石原氏)寺田君とは、もう8年以上のおつきあいになります。出会ったきっかけが「間違いメール」だった、というちょっと不思議なご縁でおつきあいが始まりました。
あるとき、沖縄で塾を経営している私の以前の部下に連絡するつもりでメールを送ったのですが、なぜだか間違えて、当時彼と一緒に仕事をしていた寺田君のアドレスに送ってしまったんです。
私は以前から教育の仕事に興味があり、寺田君のやっていた「速読」にも非常に興味関心があったので、すぐに彼と仲良くなり、マンツーマンで速読を教えてもらいました。現在の寺田君の速読講座は3日間が基本ですが、当時行っていた講座は7日間で、それも朝9時から夕方6時ぐらいまでぶっ通しで目のトレーニングをするという、非常にハードなものでした。その後寺田君には、「こんなふうに変えたらもっといい講座になるよ」などのアドバイスをしました。 今の「ビジネス速読術講座3日間コース」という形態になったのは、実はそんな経緯によるものです。
Q:今回、寺田氏に額装した本を贈ったのはなぜですか。
先日知人からから私の新刊の額装本をいただいて、これはいいなと思ったからです。私も誰か著者に額装本を贈ろうと思って、真っ先に浮かんだのが寺田君でした。
寺田君には講座のアドバイスだけでなく、著書(「フォーカス・リーディング」)を書くにあたってのアドバイスもしていました。彼が非常に苦労してこの本を書いていたことをよく知っていましたから、何か記念になるものを贈りたいと思っていたものの、なかなか良いアイデアが浮かばずにずっと考えていたところでした。
プレゼントって結構難しくて、「絶対に喜んでもらえるものは何だろうか」と考えると、意外に良いものがないんですよね。贈られた方も「こんなものが来ちゃったけど、どうしよう」と困ってしまったなどという話もよく聞きます。
今回は特に本の出版記念として贈るつもりだったので、自分に贈られた額装本を見て、即、「これだ!」と思いました。(石原氏が「額装本を贈られた経緯」についての詳しい内容はインタビューvol.1をぜひご覧ください)

石原氏から寺田氏へ、額装本のプレゼントの模様をカメラに収めました

石原氏「寺田君、先日言っていたプレセントです」
寺田氏「あ、はい、ありがとうございます」

「おっ!!??」

「え?えええ???」


「こんなふうに本が入っちゃうんですね。
これは・・・いや、びっくりです」

「めちゃくちゃうれしいです。先生ありがとうございます!」
※「贈られた人」寺田昌嗣氏へのインタビューが以下に続きます。
誰か違う人の作品みたいです
Q:寺田様にお聞きします。額装本を贈られてみて、感想をお聞かせください。
(寺田氏)いやもうびっくりです。ほんとこれは「作品」ですね。
もちろん、自分の本は自分の大事な作品なのですが、これはまた、誰かのすごい作品に出会ったような、ちょっと異質な存在感ですね。本というより「オブジェ」という感じです。
もうすぐ新しい事務所に移る予定なので、そこにどんと飾りたいと思います。応接用の部屋に本のポスターと一緒に飾っておきたいです。
それと、レッスン(寺田氏が行う「ビジネス速読術講座」)の時に教室に持って行って飾っておくのもいいですね。明日からレッスンが始まるので、早速持って行こうかな。
4度の書き直しでやっと出版
Q:寺田様の著書「フォーカス・リーディング」は発売してすぐにベストセラーになったとお聞きしました。どれぐらい売れているのですか。
おかげさまで8万2000部(2009年1月現在)、7刷目になりました。「これでコケたら自分の10年後はない」というほどの強い覚悟で書いた本ですし、執筆にはかなり時間をかけましたから、もっとたくさんの方に読んでいただきたいと思っています。目標は10万部に置いていますので、これからさらにプロモーションをしていく予定です。
Q:「フォーカス・リーディング」の執筆は、どれぐらい時間がかかったのですか。
まず、石原先生に「本を書いてみたら」とおすすめいただいてから、執筆にとりかかるまで3年を要しました。執筆にあたっては「エリエス・ブック・コンサルティング」の土井英司さん(※)に出版プロデュースをお願いし、厳しいご指導のもと何度も書き直したため、執筆を開始してから出版まで結局16ヶ月かかりました。
(※)土井英司(どい えいじ)氏:出版マーケティングコンサルタント 。元アマゾンのカリスマバイヤーで、独立後は数多くの著者のブランディング、プロデュースを手掛ける。エリエス・ブック・コンサルティング
Q:16ヶ月の間で何回書き直しをされたのですか。
4回です。実は、3回目の原稿までは「フォーカス・リーディング」ではなく、「1日10冊を可能にする読書術」というタイトルでした。速読のメソッドは同じですが、今とはコンセプトがまるで違っていました。
4回目の書き直しは本当に大変でした。原稿が完成し発売日も決まった、という段になって土井さんに一言、「この本、何の価値があるかわからないですね。つまらない本になったね」と言われ、愕然としまして。
Q:「つまらない本」とは?
「1日10冊読んでどうするの?こんなタイトル見ても手に取ろうと思わない」と言われてしまいました。
ショックでしたが、しかしよく考えれば土井さんのおっしゃる通りで、1日10冊多読ができるということ自体に価値はありません。文芸書と違いビジネス書は「読むことそのもの」が目的ではなく、本を読むことによって自分に必要な情報を得てビジネス力をアップし、「自分の目的を達成する」ためのものであるべきです。
そこで4回目の書き直しは「速読で本をたくさん読んで情報力をつけよう」ではなく、「自分の目的を達成するために必要な本を、最短の時間で読むための速読術」という、これまでとは逆の発想で執筆を行いました。
「いかにたくさん読むか」ではなく、「いかに読まずに成果を得るか」を目的とした速読本「フォーカス・リーディング」が完成し、2008年8月、当初の予定から3ヶ月遅れてようやく出版することができました。
4回目は一から執筆を行う完全な書き直しでしたから、精神的にも肉体的にも相当しんどく、執筆中は大げさではなく「血のにじむ思い」の連続でした。ですから、こんなふうに立派に額装していただいたことを本当にうれしく思います。 大事にしたいと思います。
出版を目指す仲間にぜひ贈りたい
Q:ところで、寺田様は「本を額装できる」ということをご存じでしたか。
いえ、全く知りませんでしたし、想像もできませんでした。実は、前に石原先生から「額装本を贈るからね」というお話をちらっと伺ってはいたんです。
でも、私は頭の中で映像を描くのが苦手なタイプなので(笑)、本を額に入れてどんなふうになるのか全くピンとこなかったのですが、これを見てやっと納得しました。
このように額装すると記念になるだけでなく、本を良い状態に保てるからいいですね。私は「フォーカス・リーディング」の初版本は陽に当たらないように本棚の奥に置いてあったのですが、額装してあれば劣化を心配する必要もなくなりますね。
本の表面に透明の板が載せてあるのも(※)、表紙がきれいに見えて良いと思います。
(※)額縁.JPから一言:本の表面の透明な板は、アクリガラスを使っております。アクリルは乱反射しにくく本の表紙をきれいに見せることができること、埃が目立たないという利点があるため採用しております。
Q:寺田様はこの「額装本」を誰かに贈りたいと思いますか。
ぜひ贈りたいです。土井さんのもとで一緒に出版を目指している仲間がいますから、出版の際には贈ってあげたいですね。
私は社交的なことが苦手で、人に気軽に何かをプレゼントをする習慣もないのですが、これ(額装本)に関しては、「もらったら絶対に喜ぶ」ということがわかります。仲間うちでお互いに贈りあうような定番プレゼントになるかもしれません。
来週からアマゾンキャンペーンが始まる仲間がいるので、早速贈りたいと思います。
今後は速読をベースとした社会人教育に力を
Q:寺田様の今後のご活動について教えてください。
今年(2009年)9月に新しい本を出版する予定です。私の速読メソッドは集中力を向上するトレーニングや記憶術的なトレーニングも含んでいますので、「本を速く読む」ことだけに留まらず、「効果的に学ぶ」力をつけることができます。そこで次の本は、「社会人の勉強法」がテーマです。
今後は速読をベースとして、社会人の基礎力をアップし成長に大きく貢献できるようなコンテンツを提供していく予定です。

日本経営教育研究所にて、石原明氏と。
―寺田昌嗣様、お忙しい中インタビューにお答えいただき
本当にありがとうございました。
※ビジネス速読術講座のWebサイト
※取材日時 2009年1月
お客様インタビュー制作:取材屋
書籍用額縁
書籍の額装の詳細につきましては下記ページにて紹介いたしております。


